2017/02/18

今日の言葉

「正遍知はあしたの朝の七時ごろヒームキャの河をおわたりになってこの町に入らっしゃるそうだ。」
 みんなは思ひました、正遍知はどんなお顔いろでそのお眼はどんなだらう、噂(うはさ)の通り紺いろの蓮華(れんげ)のはなびらのやうな瞳(ひとみ)をしてゐなさるだらうか、お指の爪(つめ)やほんたうに赤銅いろに光るだらうか、また町から行った人たちが正遍知とどんなことを云ひどんななりをしてゐるだらう、もうみんなはまるで子供のやうにいそいそして、まづ自分の家をきちんとととのへそれから表へ出て通りをきれいに掃除しました。



――― 宮沢賢治  (「四又の百合」より)







2017/02/16

真の霊媒(霊能力)とは 2


(真の霊能力とは)



「霊媒行為には正常と異常の区別があることを、はっきり知っておいてもらいたい。
すなわち、霊が外部から霊媒に直接働きかけ、霊媒を入神させて体外に霊を退去させ、本人に代わって知性を発揮する。この場合は大なり小なり霊媒の肉体器官を霊が支配している。これが我らの言う異常であって、催眠術師が病人を支配するやり方と同じである。

 我らの言う正常な霊媒行為とは、現に霊媒が相当な霊的資質を備えていて、これに外から霊感が吹き込まれると、その力が高揚し補強されるという、こういう場合である。
この場合は、入神させられたり、本人の霊が退去させられたりすることなく、霊力の発揮が強化され補助されるのであって、霊媒本人はその指導霊の助言を聞くこともできるのである。これを通じて霊媒は素直となり、思想は穏健となり、純粋素朴な意志と行為の人間へと鍛えられていく。霊媒の魂は、いつも敏感に、霊感のささやきに開かれている。異常の方法では観念の伝達は骨が折れたが、これだと観念が自然に霊媒の魂に流入する。魂のもつ本来の力が、抑えられたり妨げられたりすることなく、開発され豊かさを増していく」



桑原啓善訳 ステイントン・モーゼス『続霊訓』p109







2017/02/14

真の霊媒(霊界通信)とは 1



(S・モーゼスは、インペレーターの地上時代の名前はマラキ〔訳者注:紀元前五世紀のユダヤの小預言者〕であると聞かされていたので、これについて質問。「マラキとは何の象徴なのですか」)



「いや、そうではない。それは事実であって、象徴ではない」


―― あなたはリフォーマー(宗教改革者)と言っておられますね

「私は地上時代の生活はネヘミヤの名で伝えられているものと関係がある。〔訳者注:ネヘミヤは紀元前五世紀バビロンに捕囚されていたユダヤ人をエルサレムに連れ帰り、同地の総督となり、ユダヤ教を再興。その業績は『ネヘミヤ記』に記されている〕ユダヤ教の予言者の中で、おそらくモーセ、エリヤ、エレミヤ、エゼキエル以上に完全な霊媒はいなかった、少なくともその記録が残されているユダヤ人の中では。
 エホバとは、そう呼ばれていたとおりに、アブラハム、イサク、ヤコブの神であって、唯一神ではなく、一族の守り神だった」



(霊の身元と名前の同一性にまごついているモーゼスに、次のように伝えられた)



「通信霊の名前は、貴下に霊からの通信が伝えられる場合の、便宜上の符丁にすぎない。通信は場合によっては、いろいろな霊のものがまじっている。諸君らの言葉で言えば、非人称的なものだ。多くの場合、貴下に届く通信は一個の霊の作品でなく、多くの霊の集約的作品である。貴下への通信に関与した多数の霊達は、もっと高級な霊力を貴下へ伝えるための手足にすぎないのである。我らは熟考し、相談し、その上で貴下は我らの一致した思考の通信を受け取る。
 貴下は自分の霊力を養い、肉欲を抑制し、己が環境を克服することを学ばねばならぬ。地上世界は内的ないっそう真実な生活の準備にすぎない。このことを理解する者とならねばならぬ。我らが世界こそ真実。地上は影の世界である」




桑原啓善訳 ステイントン・モーゼス『続霊訓』p109







2017/02/12

「幽体」は重要な知識です

「『幽体』この理解がなければ、肉体を去ってからどうやって死後生存できるのか、そこの理解が出来ないからです。また、この知識がなければ、顕幽両界の通信がどうやって可能なのかその理解が出来ません。媒体なしでは、発言は不可能であります」


・・・・・桑原啓善訳 アーサー・フィンドレー著 
    『THE WAY OF LIFE・人間の生き方』より






2017/02/10

新時代の到来を早める法

 いま地上のあらゆる所に、不満の雲が漂っている。
しかし夢あふれる春と成就の夏が近づいて来る。
その到来は、神の子等がその自由意思を鍛える歩調に応じ、
早くもなり遅くもなる。
世界のどこででもよい、いま一人の人が他の一人を向上させようとすれば、その背後には、無数の霊魂がそれを助けようとひしめきあっている。どんな善への努力も失われることなく、どんな奉仕への願いも、無駄に終わることはない。



――― シルバー・バーチ
    桑原啓善 編著『シルバー・バーチに聞く』より