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2019/02/12

今日の言葉

〔八九六〕
Q
気前はいいが、ものを見る目がなく、金銭の使い方もどんぶり勘定で、そのため、何の役に立つこともなしに浪費してしまう人がいます。こんな人の行為に何か価値がありますか。

A
「利己心がないという点で評価される。だが、善行の点では評価できない。
非利己は美徳であるとしても、無思慮な浪費は、控え目に言っても判断力の欠如である。
財産は、これをちゃんと管理する人には与えられても、これを浪費する者には、もう与えられることはない。
財産は、収支報告を要する預金なのである。
人は、もしかしたら出来たのに、実行しなかった善行のすべてを報告せねばならぬ。
人は無用に浪費した金で、もしかしたら泣かずにすんだ人達の、すべての流した涙に償いをせねばならぬ。」


桑原啓善訳 アラン・カーデック『霊の書(下)』 より



 
2019/02/10

今日の言葉


〔八九五〕
Q
誰が見ても分かる悪徳や悪行、これ以外に、不完全性の最大の特徴といえば何ですか。

A
「利己心である。
見せかけの徳は、金メッキした銅のようなものだ。
それは試金石にあったらひとたまりもない。
いま一人の人がいて、世界一般の目からは有徳の士とされるかもしれない。
彼はある程度の進歩を遂げてはいる。
しかし、その資質は試練に合えば耐えられぬかもしれぬ、
少々彼の自己愛が障害にぶっつかると、本性が暴露されてしまうのである。
地上世界では、絶対の無私は極めてまれなことであって、諸君は驚異的な事として吃驚するのである」


桑原啓善訳 アラン・カーデック 『霊の書(下)』より


 
2019/02/08

今日の言葉

(問) 霊魂と感応しやすくなるには、どうしたらよろしいか。

(答) 私達はあらゆる努力を払って、皆さんに近づこうとしている。
だが近づけるかどうかは一に皆さんのもっている雰囲気いかん、皆さんの魂の進歩成長いかんにかかっている。
霊的なことに何の関心もない人には、私共としては、どうにも近付く手がかりがない。
魂が生き生きとして、知覚と理解に溢れていれば、必ず私達はこれに近づいて交わりを深め、自他一体となることができる。

 私達が近づける人物とは、必ずしも神霊主義者と限ったわけではない。霊的事物に知識と理解がある限り、神霊主義者であるかどうかは問うところでない。
どうか感受性に富み、心にゆとりのある人物となって貰いたい。

 こういう人に私共はどんどん近づいて行くのである。
心に恐れや悩みや悲しみを抱いてはいけない。
こういう人には、私達の方で近づこうとしても、何ともできない壁ができてしまうのである。



――― シルバー・バーチ

桑原啓善訳 『シルバー・バーチ霊言集』より)




 
2019/01/17

「憑依と自殺の実例」より

「 われわれ人間は、死ぬるということはございません。
ただ死と称する一つの関門を越えて、別の世界に進み入るだけです。
その真理さえのみ込んで居れば、死後の世界は、実に美しい境涯です。
しかし人間は地上の生活をして居る時から、来世に関する知識を、少しは蓄えて置かねばなりません。

 何卒あなた方は、御自身並に人生に就いて、充分に研究していただきます。
さもないと、私の倅(※せがれ)のような目に遭います。
彼は(※ピストルで心中してから)何年間か、ただ逃げることばかり考えて居ました。
私を見ても、又自分の愛人を見ても、ただ一生懸命に逃げました。

 それから倅はしばらくの間、一人の老婦人に憑依して居たこともあります。ドウすればその霊衣(オーラ)の中から脱出し得るかを知らないので、いつまでも其所に滞在して居たのです。
一と口にいうと、倅は地獄に入って居たのです。但しその地獄は、あの宗教で教ゆる火の地獄ではありません。自分の無智から造り上げた一種の地獄なのです。

 何卒皆様は来世の状況を研究して置いて、死後の準備をなさいませ。
死というものはダシヌケに来るものですから……。
その準備はただの信仰ではいけません。真の知識が必要です。
死の黒幕の彼方に何があるか、よくそれを査(※しら)べて置いていただきます。
そうすれば、いよいよ時節が来て、次の世界に歩み入る時にマゴつきません。
自分の行き先がよく判って居ますから、私の憐れな倅のように、地縛の霊魂とならずに済みます。」


――― 浅野和三郎抄訳 ウイークランド原著『死者に交る三十年』(心霊文庫第17篇)
     「憑依と自殺の実例 三、亡母の注意と謝辞」より一部抜粋


(※は補い、旧字表記を現代仮名遣い(表記)になおしております。)


2018/12/05

利己主義について(1)

Q
数ある悪徳の中、それらの根源をなす悪徳は何ですか。

A
「利己主義、これは繰返し諸君等に述べたとおりである。
諸悪が生じるのは、この利己主義からなのである。悪徳をよく調べてみられよ、さすれば、その根源に利己主義があることに納得がいこう。
決意をしたら悪と闘ってみなされ。その悪の根源に至り、悪を生じさせている利己主義を滅ぼさぬ限り、悪の根絶には成功せぬものである。
すべての努力をこの目的に向けなさい。利己主義こそ、社会腐敗の根源であるのだから。
自分の日常生活においても、何か心の進歩を求めるなら、自分の心から利己的感情を取り除かねばならない。
利己心こそ、正義・愛・奉仕とは相いれぬもの。これがすべての良いものを、台なしにしてしまうのである。」



――― アラン・カーディック著 桑原啓善訳 『霊の書(下)』