2017/07/14

今日の言葉


「忘恩で失望すれば、人は心を無慈悲、無情にしようと思いませんか。」


「実際はそうばかりではない。心の広い人々は唯善行をしたことを喜ぶものだから。
彼等は心得ている、かりに彼等の善行をそれを受けた者が現世では忘れても、あの世では思い出し、恥じて忘恩の責めに苦しむということを」



――― 桑原啓善訳 アラン・カーデック『霊の書』(下)〔九三八〕







2017/07/10

今日の言葉

Q
「本人の行為とはかかわりなく、身にふりかかる災難があります。
これは最も正直な人にも降りかかります。
これから身を守る方法はありませんか。」

A
「もし、諸君が進歩していれば、これら災難にぶつぶつ言うこともなかろう。
だが、諸君が必要な努力さえすれば、未来が幸福になるという希望で、常に心は慰められていよう」


 桑原啓善訳 アラン・カーデック編『霊の書』(下)〔924〕より






2017/05/27

イエス再臨の真実

Q
 S・モーゼスが、キリストの再臨について質問

A
「記録文書の表現にあまり目くじらを立てぬよう忠告しておきたい。これら記録は多くの場合、あいまいで誤りのあるもの。すなわち、教えを聞いてもその意味がよく分からないことが多く、そういう人物があいまいな印象を記録しているのだから。また翻訳がまずくて、間違った印象をそのまま伝えていることが多いのだから。こういう制約はあるが、主イエスが在世の折述べられたことで、いま成就しつつあることがたくさんある。特に、新しい啓示に関する全体の見通しについて。まさに、身は地上にありながらその日語られた、地上へのイエスの再臨、それは成就しつつある」

 

Q
 では、イエスの再臨とは純粋に霊的なものですか

A
「さよう。主イエスの地上再臨は、諸君らの間で進行している。いまイエスは媒介の霊を使って働きかけておられる。もし必要とすれば、直接自ら人間に働きかけられるかもしれぬ。ただ、肉身をもってではない。今は霊の時代であり、その感化は霊的なものである。ただし、その感化力はイエス在世当時と変わらない。
 変容の山において、イエスはその時、神力の通路となっていた霊達(モーセとエリヤ)と、まざまざと会話をされた。このお二方こそ、この運動や同じような他の運動に深くかかわっておいでになった方々、また今もなっておいでの方々。彼ら――モーセとエリヤ――は主イエスの指示下にあって活動しつつ、今この運動を鼓舞し指揮しておいでになる。」


「貴下らは新しい再臨による救済を、やはり間違った期待で見ている。つまり、真実の再臨の本質について誤解をしている。かつてユダヤ人達は第二のソロモンが現れて、彼らが失った栄光と富を再興してくれるものと待望した。いま、現代のキリスト教徒は、主イエスが多くの天使を従えて空中に現れ、彼らに願ったりかなったりの平和と栄光の治世を開始してくれると思い込んでいる。かつて、ユダヤ人達には、卑しくおとなしい大工の息子が、彼らの待ち望む王だとは信じがたかったように、いま地上の賢い者達の目には、今いたる所で抵抗に遭いつつ伝えられている霊的真理が、復活したキリストの福音であるとは思いもよらぬのである。今、霊的真理が貴下らの間に行き渡りつつある。これぞ救世主の統治。人の知り得る至高の真理の開顕。それは目に見える地上王国の建設ではない、静寂の中の霊的王国の建設、これである。
 我らの伝えるキリスト原理、これこそ、キリストを信奉する者達が待ち望むキリストの再臨そのものである。ただ、彼らの頭にあるのは地上的な物質的なもの。されど、我らの言うは霊的なもの、これである」


 

桑原啓善訳『続霊訓』pp145-148
(生前は預言者マラキとして知られるインペレーター霊を団長として(エリアの直接の指導を受けながら)、レクター(ギリシャのヒュポリュトス)、メンター(アラビアの哲学者アルガザリ)等、49名の霊団より、ステイトン・モーゼスを霊媒として送られた通信)より





2017/05/23

叩音通信について(交信が減った本当の理由)

Q
 「叩音通信法は、私どもが知る以前に、霊界の方で発見されたということですね」

A
 「叩音通信は現代特有のものである。昔は霊から人間へと直接話しかけたのである。よほどのことがない限り、物的手段に訴えて通信する必要はなかったのである。しかし、人間がだんだん物質的となるにつれ、この種の通信方法は使えなくなり、もうほどんど通用する人物もいなくなった。こういうわけで、物質利用の通信法が発明されたのである」
 
 「ベンジャミン・フランクリンが叩音による霊交の方法を発見したこと、またこのことの関心を霊達に引き起こさせる点で、大いにスエーデンボルグの援助を受けたこと、これは真実である。発見の当時は、両界の住民がすみやかに顕幽交通を始めるだろうということが信じられていた。
しかし、次の二つの理由でせっかくのその道がせばめられてしまった。
すなわち、人間の側の頑固な無視、また霊の側では、知名人の名をかたってその人物を装い、人間をたぶらかす、そういう行き過ぎがあったからである。
さらにはまた、指導に当たる霊達がこれは良くないことだと気づいたこと。すなわち貴下の友人の場合にように、霊が地上に戻ればたちまちその魅力のとりことなってしまう、そういう場所へ霊を帰してはいけないということ、これである。そいういう霊達は、別の惑星や境域に引き戻されており、今は地上と交信はしていない」



桑原啓善訳『続霊訓』pp115-118
(49名の霊団より、ステイトン・モーゼスを霊媒として送られた通信)より



※注 〈叩音通信法〉について
  心霊研究がアメリカで爆発的に広がるきっかけを作ったフォックス家事件では、「イエス」なら叩音が二回という方法で、文章が綴られた。現在フォックス家事件は、少女たちが大きくなり、関節を鳴らしたいかさまであると告白したということで、事件を片づけているが、当時の資料をみると、通信文書からさらに証拠物件もあがる中、当時の一流の学者が手足、関節を固定する実験をしており、最高裁判事もこれに加わって子どものいたずらではないと認定した記録が残っており、現象は真正のものであったと評価できる。
 後年、事件が大きくなるにつれ、人々の「死」に対する恐怖を煽りそれを商売にしていた者達や、金儲け主義の宗教家(金で人を支配する権力者も含め)達から、「死後生命の存続」を示す実験をしたフォックス家の人たちにかなりの圧力がかかったものと思われる。


※参考 叩音(こうおん)〈ラップ〉現象
  物理的な原因がないのに、コツコツとかパンパンとか、物をたたくようなあるいは空中で破裂するような音。強度なものは多数の人々が同時に聞くことができ、また録音することもできる。ポルタ―ガイスト(騒ぐ幽霊現象)ではラップ現象がしばしば起こる。この現象の背後にはもちろん霊が存在するのだが、ただしそこに霊媒体質の人がいないと通常は起こらない。それは、叩音をおこすにはエクトプラズムが必要だから。エクトプラズムを棒状にして物を叩くか、あるいはエクトプラズムで風船状のものを作り破裂させて叩音を発するとかする。
(桑原啓善著「ネオ・スピリチュアリズム講座 でくのぼう革命(上)」p50)



2017/05/05

あの世でもこの世でも利己主義は罪

(問) 他界で罪を犯すことがありますか。他界では、一般にどんなことを罪というのですか。

(答) もちろん罪を犯すことはある。
霊界での罪とは、利己主義の罪である。
ただ地上と違うところは、その罪がすぐ露見するということだ。
心に罪をいだけばその途端にそれがばれてしまい、その結果がたちまち現れること、地上世界とは比較にならない。
罪の結果は本人に記され、そのため本人は霊的に低下する。



――― シルバー・バーチ
   桑原啓善編著『シルバー・バーチに聞く』より