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2023/05/28

いろいろな霊夢

(問) 予言的な夢、つまり霊夢というのは、霊界から伝えられるのですか。

(答) そういうことがしばしばある。
愛する霊魂が何か警告しようとして、そうすることがしばしばある。
また別の場合には、睡眠によって地上の束縛から自由になった幽体が、自分で経験してくるという場合もある。
この場合は、幽体は未来のあるものを瞥見(べっけん)し、前途に見た警告を夢の形で持ち帰るということである。



   ――― シルバー・バーチ


    

(桑原啓善編著『シルバー・バーチに聞く』より)


2023/05/26

ジュリアの音信(新書版) 訳者のまえがき より

 このステッドは一九一二年、あの有名なタイタニック号で遭難しんでおります。当時としては超豪華船タイタニック号は、大西洋上で氷山に衝突して一五〇〇人がんでおります。この時ステッドは救命ボートに進んで人々を乗せ、自分は従容(しょうよう)として沈んだと言われています。
 この、『ジュリアの音信』が信頼度が高いというのは、一つには、ステッドのような秀れた人物、秀れた心霊研究家によって受信されたことです。
もう一つは、通信を送ってきたジュリアという女性が、知的でなかなかしっかりした人物だったことです。
それに、この通信には、ジュリアが確かにんだジュリア本人に間違いないという、証拠があるということです。
この身許(みもと)証明のあるなしが、本物の通信とインチキ通信とを見分ける大事な鍵になります。 
 その身許証明を二つ述べておきます。 

――― 桑原啓善  「訳者まえがき」より 

 (桑原啓善抄訳 W・T・ステッド 『ジュリアの音信(新書版)』)
2023/05/10

ワードの「死後の世界」 序文 より

 また、心が真実なものであるのと同時に、もう一つ、心にはすべての人に共通した性質があります。従って、心がつくる死後の世界には、左記のような真実にして共通の性質、すなわち法則があります。

 

①人が死後に入る世界は、心の程度(清らかさ、または罪けがれ)に応じて、天国から地獄まで、沢山の階層に分かれていること。

 
②心が浄化すれば、その住む世界も上方へと進歩すること。

 
③心が暗く汚れている人には、現実に地獄が存在すること。その見る風景や、経験する出来事は人によって違うが、下層ほど暗く苦痛であることは、共通していること。改悛と心の浄化で、そこから脱出できること。

  右のような法則からおしはかるとき、陸軍士官が経験した、「どん底の闇地獄」「鬼に追われる地獄」「残忍地獄」「欲望地獄」「唯物主義者の地獄」「にせ紳士の俗物地獄」、このように、同じ心の人が集まって、同じような苦しみを経験している世界がないとは言えません。
同じように、叔父さんの住む「夕日の国」(半信仰の人々の国)、その上の「黎明(れいめい)の国」(信仰心をもつ人々の国)、更にその上の「常夏(とこなつ)の国」(確信をもつ人々の国)も、ないとはいえないでしょう。更に更に、火の壁(第二の死)を越えて、すばらしい天国が実在していることも、十分に考えられます。
 

―――桑原啓善 
    
(ワードの『死後の世界』 序文(つづき)より)



2023/04/28

死後にゆく世界

 肉体を去ったら、すぐに天界に入れる自由な身になると思ったら間違いです。
肉体を去れば、自動的に霊としての特質が何もかも身につくと思ったら大間違いです。
なぜなら、肉体を脱いでも依然として、自分の魂の中には地上的要素が多分に残っているものだからです。
この地上で肉体をまとっている間に、かの天界にふさわしい意識の状態を学ばねばならないのです。
肉体を身につけている間に、霊的な特質を磨き、人類の幸福のためにその特質を使う働きをしないといけないのです。
今は世界の全歴史の中で最も重要な時期です。
皆さんは開拓者なのです。皆さま方は偉大な使命を遂行するために招かれて来ております。
あなたがどなたであろうと、あなた方は皆同じ機会を持っています。
地上に、神性の生き方を開くそのために。

――― ホワイト・イーグル


(桑原啓善訳 グレース・クック『光への道』)


 
2023/03/31

心霊研究発足の日

3月31日は、心霊研究発足の日(1848年3月31日のフォックス家事件)です。
霊界でも、この記念日を守り続けているとのこと。
この活動に力を注いで下さっている、たくさんの、使命を持った霊魂たちに、心から尊敬の気持ちを送ります。 

 
「我らの使命はご承知のとおり。
信仰が冷えた日に、神と不死への信が衰えていく日に、我らは来て人々に示す、
人間が不死であることを、人は神の火花である魂を内に秘めるものであることを。」
 

桑原啓善訳 ステイントン・モーゼス『続・霊訓』扉の言葉より


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