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2018/05/11

今日の言葉

「地上に在った時、私がやったのと同じ事をされよ。一日の終りには、私は自分の良心に問いかけ、その日のすべての自分の行為をかえりみた。
何か義務を怠らなかったか、誰か自分に不満のある理由を持つ者はいないかと。
このようにして、私は自己認識を行い、自分の改善する必要のあるものは何か、これを確かめることに成功した。
毎晩こうして、その日のすべての行為を思い、良い事をしたのか悪い事をしたのか自問し、神や守護霊に導いて下さるように祈る者は、自己改善のための大きな力を得ることが出来る。と申すのは、神が彼を助け給うからである。
これらの質問を自分にしてみるがよい。自分がした事を自分で調べなさい、どんなつもりでそれをしたのか、とくと自分に尋ねなさい。
何かを人のせいにしなかったか、公言して恥じるような事をしなかったか。

また、次のように自分に問いかけるがよい、〈もし、いまこの瞬間、神が私を来世に呼び戻したいと望まれたら、何も隠しだて出来ない霊の世界に戻るにあたって、私は誰かの目を恐れねばならないことはないだろうか〉と。
自分のした事を、先ず神に対して、次に隣人に対して、最後に自分自身に対して、どうであるかを審査してみよ。
これらの質問の答えが、自分の良心に休息を与えるか、あるいは、何か精神的な痛みを示すか、いずれかであろう。
この痛みが貴方の治さねばならないものである」


――― 聖アウグスティヌス 
     桑原啓善訳『霊の書(下)』より