2017/02/14

真の霊媒(霊界通信)とは 1



(S・モーゼスは、インペレーターの地上時代の名前はマラキ〔訳者注:紀元前五世紀のユダヤの小預言者〕であると聞かされていたので、これについて質問。「マラキとは何の象徴なのですか」)



「いや、そうではない。それは事実であって、象徴ではない」


―― あなたはリフォーマー(宗教改革者)と言っておられますね

「私は地上時代の生活はネヘミヤの名で伝えられているものと関係がある。〔訳者注:ネヘミヤは紀元前五世紀バビロンに捕囚されていたユダヤ人をエルサレムに連れ帰り、同地の総督となり、ユダヤ教を再興。その業績は『ネヘミヤ記』に記されている〕ユダヤ教の予言者の中で、おそらくモーセ、エリヤ、エレミヤ、エゼキエル以上に完全な霊媒はいなかった、少なくともその記録が残されているユダヤ人の中では。
 エホバとは、そう呼ばれていたとおりに、アブラハム、イサク、ヤコブの神であって、唯一神ではなく、一族の守り神だった」



(霊の身元と名前の同一性にまごついているモーゼスに、次のように伝えられた)



「通信霊の名前は、貴下に霊からの通信が伝えられる場合の、便宜上の符丁にすぎない。通信は場合によっては、いろいろな霊のものがまじっている。諸君らの言葉で言えば、非人称的なものだ。多くの場合、貴下に届く通信は一個の霊の作品でなく、多くの霊の集約的作品である。貴下への通信に関与した多数の霊達は、もっと高級な霊力を貴下へ伝えるための手足にすぎないのである。我らは熟考し、相談し、その上で貴下は我らの一致した思考の通信を受け取る。
 貴下は自分の霊力を養い、肉欲を抑制し、己が環境を克服することを学ばねばならぬ。地上世界は内的ないっそう真実な生活の準備にすぎない。このことを理解する者とならねばならぬ。我らが世界こそ真実。地上は影の世界である」




桑原啓善訳 ステイントン・モーゼス『続霊訓』p109







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